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ストーリーとミッション

ここでは一般社団法人NS Laboを設立した岡田代表に設立までのストーリーとミッションについて語ってもらいます。
また、子育てをしながら、法人経営を行う岡田代表の働き方についても伺っていきます。

同志社女子大学を卒業後、管理栄養士の資格を取得しました。

当時は管理栄養士の仕事に対して、強い気持ちがあったわけではなく、栄養士を目指したのも、母の薦めが大きく、結婚しても役に立つような資格であることや、食べることが好きだったことが理由でした。

卒業後の進路もなかなか決まらなかったのですが、親を安心させたい気持ちもあり、資格取得に向けた勉強や、就職活動をしていた学生時代でした。

卒業後は、大阪にある特別養護老人ホームや病院に勤務し、調理や洗い物など現場仕事にも携わりました。
特別養護老人ホームでは、終末期を迎える方も多く、管理栄養士として、寝たきりの状態になるもっと前にできることがあるのではないかと感じていました。

独立したいという気持ちはありましたが、まだ経験が浅いのではないかと思っていた時に、ダイエットサプリメント会社を立ち上げるために管理栄養士を探しているという情報があり、これだ!と思いましたね。
独立希望であることを前提に、サプリメント会社に転職しました。営業から、食事サポートの仕事、経理まで一通り経験した3年間でした。

その後、2009年フリーランスの管理栄養士としてスタートし、ダイエットサポートの仕事を在宅でしたり、特定保健指導の仕事をしていましたが、結婚を機に活動の場を東京に移しました。
ブログで見ていたフリーの管理栄養士さんに話を聞きに行ったり、異業種交流会に出向いたり。
テレビ、雑誌、出版の話もあり、そこからどんどん仕事が広がっていきました。

最初は自分で仕事を請け負ってやっていたのですが、仕事のボリュームも増えた為、
管理栄養士・栄養士さん向けの交流会を開催し、お話を聞いたり、お仕事の紹介をしていました。

もっとこの仕組みを大きくしたい、そう思って法人化に踏み切りました。

また、仕事をしたくてもブランクがあることに不安がある方や、お子さんがいる方は在宅で働きたいと考えている方が多く、
資格を活かして再び働けるようなサポートがしたい。そんな思いで、ライティング、ダイエットなどのヘルスケア分野のサポート、最新の栄養学の知識をアップデートできる3つの講座をリリースしました。

法人設立の際は、異業種交流会で知り合った司法書士さんの協力もあり、大変ではありませんでしたが、ちょうど子供を出産して数ヶ月しか経っていない、育児に追われているタイミングでもありました。

今から思えば、こうやって流れに乗ってこられたのも、周囲に先行く方々がいたり、協力してくれる方がいたり、故意にやっていたわけではありませんが、先を見て種まきすることができていたからだと思います。

管理栄養士・栄養士の活動の場を広げ、「食」を通じて企業さんと一緒に人々の健康に貢献することで、社会に貢献していきたいと思っています。

管理栄養士・栄養士に何ができるのか?関心を持ってくださる企業さんは増えましたが、まだまだ伝えていくことはあります。管理栄養士や栄養士は「食」に関する国家資格であるにも関わらず、自分をPRすることには不慣れな方が多いです。

一人でPRするより、みんなで活動の場を広げていこうという想いが、現在のウェルネスライフコーチ協会の活動にも繋がっています。

 

管理栄養士・栄養士の職場は一人職場の施設も多いので、休みが取りづらかったり、土日休みでなかったり、相談できる人が周囲にいないことも多いです。

人員不足の職場では、仕事を持ち帰ってしているという話も聞きます。
お給料も安いですし、現場仕事は体力がきつい、人間関係の悩みも多いです。

私も現場仕事は辛かったですが、現場を経験することは大切だと思っています。

例えば病院であれば、症状別の献立、調理をする、自分で作って調理、盛り付けもするからこそ疾病を持つ人の気持ちに寄り添える。
こういった専門的な部分は他の人では携われないことなのです。

現場を経験しているからこそ、知識だけではないことが伝えられると思っています。

行きたい方向性があれば、先ゆく人に会いに行く、繋がりをもつことは大切です。

働き方に対して、思い込みが結構あるものです。私のメルマガやブログに出会ってからフリー、在宅の働き方を知ったという方もいます。
違う視点で情報収集するのも一つの方法です。

 

同時に色々できるタイプではないので、目の前のことに優先順位をつけてやっています。

結婚して子供いない時は、夜中までやっているときもありましたが、
何時までしかやらないと決めると、そこに合わせて行動できるようになってきます。

ただ、新しいことを始める時は、時間を作る為にやめることを決めています。

一日の流れを書いてみると、意外と無駄な時間があったりするものです。

ご家族に手伝ってもらえることがあれば、手伝ってもらったり、周りの理解も大切ですね。

余裕が出てきたら、お金を払って人に頼むこともできますし、ステージによって変わってくると思います。
ただ、自分で全部やってきたからこそ、人に頼める部分があるので、最初からは難しいですね。

学ぶ時間も大切にしていて、本はよく読みます。そこからさらに知りたかったら、著者のセミナーに行くこともあります。
オンライン講座などは倍速にして学んだりしていますよ。

自分がこうなりたいというのを見据えながら、柔軟に行動できる人がうまくいっている印象がありますね。

固定概念や枠があると抜け出せないので、広い視野を持ち、行動してみることで現状が変わっていくと思います。

そのためには現状を疑ってみる。例えば何にもしがらみがなかったら自分は何がしたいのか?子供がいなかったら何がしたいのか?問いかけてみるのもいいと思います。

ほんの少しきっかけで変わった人をたくさんみてきています。

私自身、人との出会い、環境で変わってきました。まさか結婚して専業主婦になると思っていた自分が、こんな風になるとは思っていませんでした。誰と出会うか、どこに身を置くかで人生は変わります。

 

自分と同じような人、刺激を受ける人の存在は大きいです。

一人でできる人はそれでもいいのですが、私は横のつながりも大切だと思っています。

どんなに成功している人でも、地道な努力を積み重ねています。
少しずつ階段を上がっていくのが想像できると、先に進みやすくなりますし

自分では全然できていないと思っていても、人から言われると、自分の成長に気が付くことができます。ご家族でもいいので、自分の頑張りを認めてくれる、応援してくれる人が近くにいることも大事です。

ただ問題解決をするのではなく、その先にあるもの、
求めている以上のことを提案していくとお客様の満足度も高くなっていきます。

自分は栄養士だから当たり前にわかっていることでも、相手はわかっていないことの方が多いものです。
そういったところを伝えていくといいですね。

そして、相手の話をよく聞くことです。
言葉に出していることは、表面的なことが多いので、相手に興味を持ち、たくさん質問しましょう。
これはコーチングの技術でもありますが、そうすると真の悩みに辿り着くことができます。

 

自信がないとおっしゃる方は多いです。失敗したらどうしよう、私なんかがやっていいのか…

私自身、石橋を叩いて渡るタイプでした。

まずはやる!と決めること、

やると決めたらそこに向かって走っていくしかないので
中身が決まっていなくてもやると決める、あとは行動するのみです。
自分で決めたことを出来た。それが自信になっていきます。

 

私はやらない後悔より、やっての後悔の方がいいと思っています。
やることで次が見えてくる。やったからこそ、自分に合っているかそうでないかがわかったり、
それを失敗だと思わない方がいいとと思いますね。

 

私はフリーになって、一番最初、料理教室をやりたいと思っていました。
独立する前は、料理教室をするための講座に通っていたこともあります。

料理教室は1年程やりましたが、食べることは好きだけれど、料理を作る事より、
自分は伝える方、セミナー、講演をやりたいのではないかと気がつきました。

やらないとわからないですし、実際にやってみて得られたものは大きいです。

 

働き方、働く場所ももっと多様化してくるので、今の病院、施設だけではなく、もっと管理栄養士・栄養士の活躍できる場、就職先を広げていく存在になっていたいと思います。

もっと企業、法人さんに管理栄養士・栄養士を活用してもらい、社会に貢献していけたらいいですね。

食ってとても身近なものですし、それに携われる資格なので、管理栄養士・栄養士の働き方は無限大です。